雨漏り補修でNGなこと
雨が降っているときに発生するのが雨漏り被害です。雨が多い時期に雨漏りが発生したら今すぐにでも直したいと思います。雨漏り補修や応急処置では、やってはいけないこと、NGなことがいくつかあります。今回は、雨漏り補修でNGなことについて一つずつ紹介していきます。
原因がわからない雨漏り補修
雨漏りの原因がはっきりしている場合は、すぐにでも雨漏り補修をするはずです。しかし、専門業者による詳細な調査を待たずに、本格的な雨漏り補修をしないようにしてください。
まずは雨漏りの応急処置に留め、今発生している雨漏りや水漏れをストップさせることを最優先してください。いきなりお金をかけて雨漏りしていると予想される箇所を補修しないようにしましょう。
居住者は、応急処置をして雨漏りをストップすることができれば、それで問題ありません。後日、良心的な雨漏り修理専門業者に雨漏り調査を依頼し、原因が特定できた後に本格的な補修をしても遅くはないからです。雨漏り修理は、修理後に何度も再発することが多いので、業者選びも慎重に行う必要があります。
雨漏りの原因は一つではない
ひどい雨漏り被害が発生した場合、原因は一つではなく複数の原因が複雑に絡み合って雨漏り被害へと拡大していったと考えるほうが自然です。屋根部分であれば、屋根材の浮きや欠け、ズレなどは見える雨漏りの原因です。また、屋上防水や屋根の防水シートが劣化したことによる雨漏り被害もあります。
屋根に太陽光パネルを設置していると、施工ミスや経年劣化により、雨漏りも発生しやすくなっています。屋根材ではありませんが、雨水を地面に流すためには、雨樋が正常に機能しているのかどうかも確認しなければなりません。
外壁材やベランダ・バルコニー部分は、ヒビが入りやすく、塗膜の防水層が破れている場合は、雨水が内部にまで浸入して雨漏り被害となります。窓やサッシの周囲は、経年劣化で隙間が生じ、広がっていきますので、そこから雨水が浸入して外壁部分からの雨漏り被害になってしまいます。
こうした考えられるさまざまな原因を一つ一つ丁寧にチェックしながら、雨漏りの補修を行う必要があるため、雨漏りや雨漏り修理の経験が豊富なスタッフのいる雨漏り修理業者の調査が最も信頼できるといえるでしょう。
火災保険を検討しないでお金を払う
雨漏り修理は、調査や補修なども含めて、トータルでは数十万円単位の出費になってしまいます。人件費や使っている修理材料にも差が出ますが、料金体系が各業者によって異なり、単純に比較できないことがあります。
相見積りを取ることを忘れないことはもちろんですが、火災保険に加入している方は、雨漏り被害に限らず、自然災害によるお住まいの補修では、保険による補修を検討するようにしましょう。
普段から加入してる保険の補償内容についてはよく確認し、最初から決めつけずに火災保険が利用できないかどうかを修理業者と保険会社にも相談していきましょう。経年劣化でない雨漏り被害の場合は、火災保険の保険金で補修できる可能性があります。
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