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1次防水と2次防水で雨水をシャットアウト

雨漏り修理清水町

 

屋根や外壁などの防水システムは、1次防水と2次防水の二段構えの仕組みで外からの雨水を完全にシャットアウトできています。今回は、1次防水と2次防水の仕組みや役割などについて整理していきます。

 


1次防水

 

1次防水は、一番外側に出ている防水層です。屋根を例にすると、瓦、スレート(コロニアルなど)、トタン、ガルバリウム鋼板などの屋根材そのものが1次防水のことです。雨が降ったときに、屋根材の表面で雨を弾いて、地面の方向へと流していきます。屋根材の勾配が緩いと水たまりができてしまうことがあります。

 

経年劣化による屋根材の防水性能の劣化や素材のひび割れ、ズレ・欠けなどの現象により、雨水は建物内部に浸入してしまう場合があります。しかし、1次防水を突破しても、2次防水があるので、ひどい雨漏り被害になることはありません。

 

屋根材も防水目的の塗装を何度もやり直せば、防水性能をずっと維持し、屋根材の寿命が延びていきます。1次防水では、定期的なメンテナンスが重要です。屋根や外壁の塗装の他、屋根の葺き替え、外壁の交換工事などが実施されています。

 


2次防水

 

2次防水は、表面からも室内からも見えない部分ですが、建物にとって重要な防水です。屋根の2次防水とは、屋根材と下地の野地板の間に敷く下葺き材のことです。下葺き材には、ルーフィングシートや防水紙、防水シートなどが使われています。

 

1次防水だけでは、隙間から飛び散った雨水が浸入することがあり、雨水が染み込んで来ることもあります。そこで、2次防水で雨水や湿気をガードしています。

 

防水シートは、経年劣化しますし、破れることがあります。防水シートは、屋根材の下にあり、交換するには、屋根材を全て撤去しなければなりません。頻繁に屋根材を撤去することはできませんし、費用も高額です。防水シートを交換するのは、葺き替え時になってしまうので、定期点検や1次防水に力を入れたほうが防水性能を長持ちさせることができます。

 


建物の防水は二段構え

 

1次防水と2次防水の二段構えは、雨水や湿気から建物をしっかりと保護しています。雨水が1次防水を突破することはありますが、すぐに雨漏り被害につながるわけではありません。2次防水があるおかげで、大量の雨が降った時でも雨水を外側へ排出できています。

 


1次防水も2次防水もメンテナンスを怠りなく

 

1次防水も2次防水も必ず経年劣化しますので、メンテナンスを行う必要があります。自然災害の影響は避けられませんので、定期的に防水性能については点検を行う必要があります。住宅全体の定期点検では、防水に関する点検もしっかりと行われているのかどうかを確認しておきましょう。

 

1次防水では、コーキングなどの部分補修と塗装メンテナンスが頻繁に行われます。2次防水の劣化は、目視での発見が難しく、雨漏り被害が拡大した後に気づくことがあります。2次防水の寿命が過ぎた頃には、屋根や外壁も交換時期を迎えています。それまでは、1次防水のメンテナンスをしっかりと実施していれば、ひどい雨漏り被害になることも少なくなるでしょう。

 

 

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