雨どい枯葉防止ネットのメリットとデメリット
雨どいの落ち葉やゴミ詰まりの解消に役立つアイテムが雨どい枯葉防止ネットです。落ち葉除けネットという呼び方もありますが、同じような意味で紹介されています。今回は、雨どい枯葉防止ネットが本当に役立つのかどうか、そのメリットやデメリットについて解説していきます。
雨どい枯葉防止ネットのメリット
雨どい枯葉防止ネットは、雨どいに溜まる落ち葉で雨どいが詰まらないようにするために設置します。雨どい枯葉防止ネットを取り付けると、ネットの表面に枯れ葉や落ち葉が張り付きますが、雨どいにまで入り込むことはありません。乾燥した後に風などで吹き飛ばしてくれるので、雨どいはいつもきれいな状態になっています。
雨どいに落ち葉や枯れ葉、ボール、ビニールなどのゴミが入ってこないので、雨どいをきれいな状態に保ちます。雨どい清掃を頻繁に行う必要がないので、メンテナンスの手間なども省くことができます。
雨どい枯葉防止ネットのデメリット
雨どい枯葉防止ネットは、全ての葉を防ぐものではありません。葉のサイズもポイントです。広葉樹は葉の大きさが大きいので予防効果がありますが、松や杉などの針葉樹は細長い葉をしているので、ネットの網目から葉が入り込んでしまいます。隙間を塞いでしまうこともあるので雨どい枯葉防止ネットの効果が出ないこともあります。
また、雨どい枯葉防止ネットの中に泥や砂などの小さな塊は簡単に入ってしまうので、定期的に清掃を行わなければ、いつの間にか砂や泥で雨水の流れが悪くなり、苔が生えてしまいます。
メンテナンスや清掃のことを考えると、雨どい枯葉防止ネットはしっかりと固定されていて、取り外して清掃しなければならないので、脱着に慣れていない場合は清掃作業で苦労します。有料にはなりますが、外部業者に雨どいの清掃作業をお願いしたほうがいいでしょう。
雨どい枯葉防止ネットの選び方
雨どい枯葉防止ネットのメリットとデメリットを両方知ると、雨どい枯葉防止ネットを取り付ける時は、その効果が出るような環境でなければ意味がないということがよくわかります。
大きな葉を持つ広葉樹の多い環境なら、雨どい枯葉防止ネットの予防効果が期待できます。小さい葉を持つ針葉樹が多い環境なら、雨どい枯葉防止ネットも効果がないことがありますので、せっかく設置しても撤去しなければならない場合があります。そのような場合には、目の細かい雨どい枯葉防止シートも用意されています。どちらが効果的なのかで迷った時は、施工実績やメンテナンス実績が豊富な雨どい修理業者に相談してみてもいいでしょう。
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