自分でやれる効果の高い雨漏り対策
新築住宅であっても突然雨漏りするリスクがあります。外観や室内の異変にはいつも注意を払う必要があるでしょう。雨漏りがしてもすぐに雨水の浸入をストップすることはできません。突然の雨漏りにも焦らずに冷静になってください。ここでは、ご自身でできる効果の高い雨漏り応急処置や普段からできるいくつかの雨漏り対策についてご紹介します。
雨漏りトラブルに負けずに応急処置
雨漏りは、建物の内側で発見することが多く、カビや雨染みなどの発生が増えてきたら、雨漏りしているのではないかと疑いましょう。また、天井や壁から水滴が落ちてくるようなら、乾いた雑巾などでしっかりと水を拭き取り、バケツやブルーシート、新聞紙などを使って落ちてくる水滴を受けとめるようにしましょう。このような応急処置は、雨漏りトラブルで一番最初にできる簡単な対処法です。
雨染みを落とす
室内にできた雨漏り跡の雨染みを洗剤や漂白剤で落とします。水やスポンジで雨染みが落とせない場合は、中性洗剤を使ってください。漂白剤を使うと色落ちの心配があります。使い方には十分に注意し、必ず水で薄めて使うようにしましょう。霧吹きなどを使って少しずつ雨染みを薄くして目立たなくすることができます。狭い範囲で試しながら少しずつ雨染みをきれいにしていくようにしましょう。
防水テープを使って修理
ホームセンターなどでは、アルミやゴムでできた防水性能を持つ粘着テープが販売されています。この防水テープを使って、雨水の浸入箇所を塞ぎ、一時的に補修することができます。
接着面に水が残っていると、防水テープであってもすぐに剥がれることがありますので、水分や汚れはしっかりと拭き取った後で防水テープで雨水の浸入口や隙間を塞ぎます。防水テープは、屋根裏や窓枠、サッシ廻りなどでよく利用されています。
クロス用の接着剤で修理
天井や壁のクロスの浮きや剥がれは、DIYで補修できます。ホームセンターでも販売されているジョイントコークなどの内装用の接着剤は、専門的な知識がなくても、DIYでの簡易補修ができます。
クロスの補修では、隙間に空気が入ったりして塗りムラができることがありますのでパテベラやローラーなどを使ってしっかりと平らにしていきましょう。クロスの劣化が著しく、カビなどが発生している場合は、本格的な壁紙の交換が必要です。クロスの交換でも、下地補修を行うので必ず内装のリフォーム業者や雨漏り修理業者に工事を依頼してください。
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