雨樋の有名なメーカーといえばどこ?
洋服やタイヤ、住宅にも主要メーカーが存在するように、雨樋にも高いシェアを持ち、技術力のあるメーカーが存在し、業界でのリーダーシップを取っています。ホームセンターではなく、ネットでも購入できる雨樋製品が増えています。型番やメーカー名、サイズなどを確認してご自身でも雨樋の交換修理ができる場合があります。今回は、雨樋の代表的なメーカーと主要な製品などについてご紹介していきます。
高いシェアを持つパナソニック(Panasonic)
音響や家電製品で有名なパナソニックですが、住宅や建材のメーカーとしても抜群の知名度があります。ナショナルブランドから引き継いだブランド力は、業界でもトップクラスです。主要製品は、雨樋アイアンです。この製品は、硬質塩化ビニル樹脂とスチール芯を一体化し、強度を高めた雨樋です。他には、角型軒樋シビルスケアPC77、角型縦樋S30などがよく使われています。
積水化学工業
化学の分野でも有名な資材メーカーです。エスロンパイプは、日本で初めての硬質ポリ塩化ビニル管の開発販売での長い歴史を持っています。積水化学工業の雨樋は、高耐候性特殊樹脂を被覆させ、耐久性を大幅にアップさせています。豪雪地帯でもしっかり使える雨樋です。角型縦樋のY60が有名です。
三菱ケミカル
大手化学メーカーが続きますが、三菱ケミカルは、旧三菱樹脂のことです。三菱ケミカルの雨樋は、塩ビに高耐候性特殊樹脂を被覆させ、耐久性を高めています。新旧のマークが異なるので、古い雨樋では旧三菱樹脂製かどうかはわからないことがあります。角型軒樋ではルーフィット、縦樋はV60などがよく使われています。
タキロンシーアイ
プラスチック建材の大手メーカーです。近年、合併によりタキロンからタキロンシーアイに社名変更しており、一般にはあまり知られていません。縦樋のジェットライン、角型のシェイプリーライン、丸型のタキロン雨どいなどが人気です。
DENKA
旧社名は、電気化学工業です。総合化学メーカーでワクチンやセメントなどの幅広い製品を取り扱っています。雨樋では、「トヨ雨どい」ブランドが有名です。軍配マークが樋に印字されているので、DENKA社製の雨樋なのかどうかがそのマークですぐにわかります。主力製品は、角型縦樋F35、K35などです。ホームセンターでは見かけず、一般には無名ですが、雨樋やそれ以外の商品のラインナップが豊富です。
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