雨どいの詰まりの原因と放置するとどうなる?
雨どいの詰まりは、梅雨や秋の落ち葉の時期に増えます。いずれも一時的に雨が多くなる時期です。雨どいの詰まりを発見したら、原因に応じた正しい対処を行いましょう。決して放置してはいけません。
落ち葉やゴミが雨どいの詰まりの原因!
雨どいの詰まりが多いのは、自然が豊かで樹木の多い公園や広葉樹の多い神社などの周辺にある建物です。お庭に背の高い樹木があると、落ち葉や枯れ葉、木の枝が屋根の上に落ち、雨水と共に雨どいに入って、雨どいを詰まらせてしまいます。雨の多い時期になると雨どいから雨水が溢れて、雨どいの破損や外壁の汚れの原因となってしまいます。
一度も点検や清掃をやっていない雨どい
築10年程度のお住まいでは、今まで一度も雨どいの点検や清掃をやったことがないという方も多いようです。こうしたお住まいでは、建物のいろいろな箇所で知らない不具合が発生していることがあります。
雨どいもその一つです。雨どいに泥や土などが溜まり、固まって水の流れを止めてしまいます。穴を塞いでしまう場合もあり、雨どいの詰まりの主な原因となってしまいます。
鳥の巣が雨どいを塞ぐ
家の軒や雨どいなどに鳥が巣を作ることはよくあることです。お住まいの周辺には目立った樹木などがなくても、近くに森林や公園、神社などがあると、鳥が雨どいなどに巣を作ることがあります。木の枝、葉、泥などを一箇所に集めて固めているので、水の流れを止めてしまうことがあります。
雨どいの詰まりは放置しないこと
雨どいの詰まりをそのままにすると、雨どいの一部分から大量の雨水が溢れ出します。その箇所を中心に外壁の雨漏り被害を引き起こします。外壁からの雨漏り被害は、外壁材の交換補修工事になってしまうことがあり、屋根の葺き替え工事よりも高額な補修費用になってしまうことがあります。
雨どいからの排水ができないと、敷地内に水溜まりができ、プールのような状態になり、雨が続く季節になると、なかなか水が引かなくなってしまいます。建物の基礎にまで雨水が浸入し、建物の内部にまで大量の湿気を溜め込んでしまうでしょう。
雨どい周辺にエアコンの室外機、ガス給湯器などがあると、その下にも水が溜まり危険な状態になってしまいす。通気が悪く湿気が多くなると、腐朽菌が増え木材の腐食とシロアリ被害を引き起こします。建物の基礎が弱くなり、シロアリ被害で建物が倒壊することもよくあることです。
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