雨どいの水漏れ・水あふれはどうればいい?
雨の多い梅雨の時期や夏場の一時的な集中豪雨などで、雨どいからの水漏れや水あふれのトラブルが起こっていませんか?今回は、雨どいの水漏れ、水あふれの被害で、心当たりのある方に参考となる情報を提供しています。
雨どいの水漏れや水あふれの原因
雨どいの横方向に長い軒樋には、落とし口があり、そこは雨水が集中する場所です。雨水は、純粋な水だけを運んでいるわけではなく、泥や砂、埃、ゴミなど異物も一緒に流しています。落とし口には、そのような異物がたくさん集まり、堆積していきます。次第に雑草が生え、雨どいの雨水の流れをストップさせてしまいます。
また、雨どいが経年劣化により破損することもよくあることです。突風や積雪、紫外線による劣化が進み硬化し、ひび割れや破損することがあります。設置から20年以上たっているなら、雨どいも交換時期を迎えています。複数箇所で雨どいのひび割れが見られるようになったら、雨どいを交換すべきでしょう。
カラスが多いようですが、雨どいの落とし口に鳥が巣を作っていることがあります。風がボールやバドミントンのシャトルなどを雨どいに運ぶこともありますが、鳥が石や空き缶、ゴミなどを運んで雨どいを詰まらせることがあります。こうしたゴミなども雨どいの水漏れ・水あふれの原因となることがあります。
定期的な雨どい清掃や落ち葉除けネットを検討雨どいの清掃は、どんな雨どいであっても定期的に実施したほうがいいでしょう。雨どいの清掃時には、必ず雨どいに異常がないかどうかチェックしますし、雨どいの変化に気づきやすくなります。落ち葉の多い住宅では、秋のシーズンになると一度は清掃を実施したほうがいいでしょう。清掃時は、梯子をかけて雨どいを清掃しましょう。落ち葉除けネットを設置すると、大きなゴミなどが入らないようになります。
コーキング補修
雨どいの経年劣化により、穴あきやひび割れなどの症状が出ることがあります。留め具や継ぎ手部分の外れなども見逃さないようにしましょう。コーキング充填による補修や雨どい用接着剤などを使っての部分補修ができます。塗装や雨どいの部分交換修理になると、一度プロに相談した上でDIYかプロに任せるかを決めて、補修を行いましょう。
雨どいの傾斜の不具合
雨どいは、集水器に向かって雨水が流れやすいように傾斜がつけられています。突風や強風で軒樋が曲がってしまうと傾斜がなくなり、雨水が流れにくくなります。経年劣化すると雨どいの歪みなどが発生し、傾斜がなくなって雨水が逆方向に流れることもあります。
傾斜を元に戻すには、支持金具を調整しなければなりません。支持金具をどう調整してよいかわからない場合は、無理をせずに雨どい修理業者に調整を依頼するようにしましょう。
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