雨どいトラブルの危険なサインを見逃すな!
雨どいの不具合やトラブルは、雨漏りの直接的な原因になることがあります。外壁からの雨漏り原因を見極めることは難しいですが、雨どいが原因になっていることがありますので、雨どいの劣化症状や破損、歪曲などを発見した場合は、早めの修理対応をおすすめします。
軒樋の歪みやたわみ
雨どいのトラブルで多い箇所といえば、軒樋と集水器の2つです。雨どいには、軒樋と竪樋がありますが、どちらかといえば、横に長い軒樋のほうでトラブルが発生することが多くなっています。軒樋のトラブルとしては、軒樋の歪みやたわみなどの症状が目視でも確認できたら、雨どいの雨水の流れる場所で何らかの不具合が発生していることがあります。
軒樋の脱落や取り付け不良
軒樋は、突風や強風で脱落したりすることがあります。支持金具が曲がったり、折れたりしていると、傾きがおかしくなって、雨水が一定方向に流れなくなることがあります。また、軒樋の取り付け位置のミスなどは、雨どい業者の施工ミスとしてトラブルの原因となることがあります。
軒樋の詰まり
軒樋の詰まりは、典型的な雨どいのトラブルです。下からは見えない軒樋ですが、泥や砂などが溜まっており、雨水の流れを堰き止め、流れにくくしています。そのまま放置していると、カビや苔が発生し、草木などが生えてきます。
雨どいには、落ち葉やビニール、ボールなどのゴミなども入りやすく、雨水が流れなくなり、外に溢れて外壁を汚したりします。砂や泥、ゴミの重みで歪みやたわみの症状へと発展することがあり、最終的には、経年劣化により破損することがあります。そのような事態になる前に雨どいの定期点検やメンテナンスを実施し、必要であれば補修や交換修理を行うようにしましょう。
集水器の不具合
集水器は、軒樋から流れてきた雨水を一箇所に集め、竪樋に流す重要な部材です。集水器が脱落したり、ズレたりすると、雨水が外に溢れて、外壁や地面を汚したり、水溜まりを作ってしまったりします。
また、集水器と軒樋や竪樋との繋ぎ部分やエルボなどが脱落すると、雨水がうまく流れずに水が溢れたり、雨漏りトラブルに発展したりします。突風や地震などで無理な力が加わると集水器でも割れることがあります。こちらも定期点検を行い、雨どいのトラブルを早期に発見できるようにしておきましょう。
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